ドル建て保険は苦情が多いって本当?ドル建て保険で誤解されやすいポイントを解説!加入前に確認しよう

ここ数年、ドル建て保険をはじめとする外貨建て保険の加入後のトラブルが後を立たないというニュースを目にする機会が増えました。

ドル建て保険は円建て保険とは異なる特性を持っているため、契約者が加入時に契約内容をよく理解できていなかったり、販売側の説明が十分でなかったりすることによって、トラブルが起きやすい商品であるといえます。

この記事では、苦情の原因についてまとめたうえで、ドル建ての保険を含む外貨建て保険の誤解されやすいポイントと対策について解説しています。

この記事を書いた人

心くん

早稲田大学卒業後、不動産と保険業界で12年以上経験を積む。
宅建/FPの専門知識と各業界の経験をいかした無料家計簿診断が大人気。

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目次

ドル建て終身保険とは?

ドル建ての終身保険は、毎月/毎年支払う保険料や支払われる保険金が米ドルで計算されます。

ドル建て終身保険には大きく分けて2つの役割があります。

生命保険としての役割

まず、一生涯の保障としての役割があります。

ドル建てであっても、円建てであっても基本的に終身保険の考え方は同じで、保険料の払い込みが終わったあとでも、一生涯保障を受けることができます。

受け取り方に関しても、一時金で受け取れたり、年金のように一定期間に分割して受け取ることができる保険もあります。

ドル建ての保険は円建ての保険と比較して予定利率が高いため、同じ保障内容であれば、一般的に円建てに比べてドル建て保険は保険料が割安になる傾向があります。

貯蓄としての役割

つぎに、教育資金や老後資金を目的とした貯蓄としての役割があります。

ドル建ての終身保険に加入されている方のなかには、積み立てをメインの目的とされている方も多くいらっしゃいます。

どちらの目的でドル建て保険に加入する場合でも、支払う保険料や支払われる保険金・解約返戻金が為替相場の影響を受けて変化するという点に注意が必要です。

ドル建て保険は苦情が多いって本当?

ドル建て保険は苦情が多い、というのは本当なのでしょうか。

2023年9月28日付の日本経済新聞によると、22年度の苦情件数は1288件で、ピークだった19年度(2822件)に比べて減少している、ということです。

苦情の件数事態は減少傾向にありますが、独立行政法人国民生活センターの調査では、苦情を申し立てている方の多くが、70歳以上の高齢者であるということもわかっており、ドル建て保険を含む外貨建て保険の商品性やリスクが正しく理解されていないことがトラブルにつながっていると考えることができます。

ドル建て保険の誤解されやすいポイント

次に、ドル建て保険をはじめとする外貨建て保険について誤解されやすいポイントについてご紹介します。

これらのポイントをあらかじめ理解しておけば、加入後のトラブルを防ぐことにもつながります。

元本は保証されている

まず、はじめにドル建て保険をはじめとする外貨建て保険では、円を外貨に換算した場合の元本は保証されていません

ドル建ての保険であれば、ドルでの保険金の元本は保証されていますが、円で換算して受け取る際には、為替レートの影響を受けて、受け取れる金額が増減します。

心くんからのアドバイス

支払われる保険金をドルのまま受け取り、海外旅行や留学の資金にするということであれば、為替の影響は少なくなります。

また、ドル建て保険をはじめとする外貨建て保険の商品のなかには、満期を迎えても受け取りのタイミングを一定期間据え置きにできるものもあるので、そのような商品を選択肢のひとつに加えてみるのもおすすめです。

運用について、現状を確認したい場合は、契約した保険会社に一度問い合わせてみるといいでしょう。一般的には設計書や報告書などで確認することが可能です。

支払う保険料は決まっている

つぎに、ドル建ての保険をはじめとする外貨建て保険の場合、円で支払うときは、毎年/毎月支払う保険料は定額ではありません。

これは、保険会社が保険料を円でお預りして、ドルに替えて運用しているためで、円安の場合は保険料が高くなり、円高の場合は保険料が安くなります。

心くんからのアドバイス

あらかじめ、急な円安で保険料が高くなっても、継続的に払い込める金額を設定することをおすすめします。

それでも円安の影響で払い込む保険料の負担が大きい場合には、「減額」「払い済み」などの手続きによって、保険料の負担を下げることができます。

すぐに解約できる

最後に、ドル建ての保険をはじめとする外貨建て保険をすぐに解約することは可能です。

一方、短期間で解約すると、受け取れる解約返戻金が支払った保険料を大きく下回ってしまうことや、解約返戻金自体が受け取れない商品もあることに注意が必要です。

心くんからのアドバイス

契約前に解約返戻金に関する規約をあらかじめ確認しておきましょう。外貨建ての保険に限らず、保険商品は長期間の加入によってメリットが享受できるよう、設計されているので、加入する前に十分に検討することが重要です。

多くの場合、15年以上の視点で見た場合、払い込む保険料よりも解約返戻金がドルベースでは上回る傾向にあります。

まとめ:ドル建て保険に加入する前に、疑問点はプロに相談して解消しよう

以上、この記事では、苦情の原因とドル建ての保険を含む外貨建て保険の誤解されやすいポイントと対策について解説しました。誤解しがちなポイントをあらかじめ押さえておくことで、契約後のトラブルを回避することができます。

「せいほの窓口」では、FPと宅建資格を所持する生命保険のプロがおひとりおひとりのライフプランを丁寧にヒアリングし、ドル建て保険に対する不安や疑問を解消するお手伝いをさせていただきます。

ドル建て保険について、興味はあるけれど疑問や不安をお持ちでしたら、ぜひ、お気軽にご相談ください。既にご加入されているお客様のご相談も大歓迎です。

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