プロが教える三大疾病保険に加入する際の注意点!後悔しない三大疾病保険の選び方

三大疾病保険には、保険金を受け取るタイミングや金額、保険期間が異なる様々な保険商品があります。

この記事では、三大疾病保険を選ぶ際のポイントと加入の際の注意点をプロの視点から解説します。

この記事を書いた人

心くん

早稲田大学卒業後、不動産と保険業界で12年以上経験を積む。
宅建/FPの専門知識と各業界の経験をいかした無料家計簿診断が大人気。

この記事を書いた人

心くん

早稲田大学卒業後、不動産と保険業界で12年以上経験を積む。
宅建/FPの専門知識と各業界の経験をいかした無料家計簿診断が大人気。

目次

三大疾病保険とその種類

三大疾病保険とは、がん・心筋梗塞・脳卒中の三大疾病のいずれかと診断され、保険会社の定める状態になった場合に、保険金や給付金を受け取ることができる保険です。

三大疾病保険は次の3種類に大別されます。

死亡保険型

ひとつめは、死亡保険型の三大疾病保険です。

死亡保険型では、死亡原因が、三大疾病(「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」や「脳血管疾患(脳卒中)」)の場合に、一般的な死亡・高度障害の保障に上乗せされた保障を受けることができます。

医療保険型

ふたつめは、医療保険型の三大疾病保険です。

医療保険型では、三大疾病の保障に特化し、所定の条件に該当したときや、入院したり治療を受けたりしたときに給付金が支払われます。

一時金型

最後に一時金型の三大疾病保険があります。

入院・治療に対して保険金が支払われるものや、診断一時金としてまとまったお金が受け取れるものなど、保険金の受け取り方は様々あり、保険商品によって異なります。

三大疾病保険の選び方

つぎに、三大疾病保険の選び方のポイントについて、解説します。

一時金:受取が必要か、必要な場合はいくら?

三大疾病保険の保険商品の中には、がん・心疾患・脳卒中と診断された場合に、一時金を受け取ることができるものもあります。この一時金の受取が必要か、必要な場合はいくらぐらい必要かが、三大疾病保険を選ぶ際のひとつめのポイントになります。

全日本病院協会の2021年度の調査報告によると、三大疾病で入院した場合の自己負担分の平均額は、がんが30万円前後、急性心筋梗塞や脳梗塞の場合は50万円前後となっています。

日本には公的医療保険があり、高額療養費制度によって、自己負担額はある程度軽減されますが、療養が長期化した場合も考慮して、どのぐらいの備えが必要か、ご自身の経済状況も勘案して検討する必要があります。

保障範囲:三大疾病か七大疾病か?

ふたつめのポイントは、保障範囲についてです。

がん・心筋梗塞・脳卒中の三大疾病からさらに保障範囲を広げた七大疾病(三大疾病に加え、慢性腎不全、肝硬変、高血圧疾患、糖尿病)を保障する保険商品もあります。

多くの場合、保険会社の定める所定の状態とその継続期間が示されています。保険会社によって、条件が異なるため、保障範囲の確認は必須となります。

がん:悪性新生物のみか上皮内新生物も含めるか

三大疾病保険の対象となっているがんは、基本的には悪性新生物を指しており、上皮内新生物(がん細胞が上皮内にとどまっており、浸潤していない状態のこと)は含まれていません。

三大疾病保険のなかには、上皮内新生物も保障の範囲に含まれているものもあるので、支払い条件について確認したうえで、保険に加入しましょう。

プロが教える三大疾病保険に加入する際の注意点

最後に、保険のプロの視点から三大疾病保険に加入する際の注意点を3点お伝えいたします。

保障の内容が商品によって多岐にわたるので、支払い事由をよく理解する!

1点目は、支払い事由についてです。

支払い事由とは、約款で定める、保険金・給付金等を受け取ることができる条件のことです。

先述のように、三大疾病保険には保険金を受け取るタイミングや金額、保険期間が異なる様々な保険商品があるので、どのような条件が揃えば、保険金を受け取ることができるかを理解することが非常に重要です。

例えば、前述したがんの場合には、一般的に契約後90日間の免責期間が設けられており、90日以内にがんと診断された場合には保障の対象外となります。

心疾患や脳卒中の場合は、契約後に診断を受けただけでは保険金を受け取れない場合が多く、保険会社の所定の状態が所定の期間継続することが支払いの条件となっています。

支払い事由についてよく理解せずに、保険に加入してしまうと、万が一のときにせっかく加入した保険の恩恵を受けられないこともあるので、迷ったら保険のプロに相談しましょう。

ライフステージや経済的な状況にあった保険期間を選択する!

2点目は保険期間についてです。

三大疾病保険も他の医療保険と同じく、終身型と定期型があり、保険期間を選択することができます。

終身型の場合は、保険期間と支払期間のふたつの要素を検討する必要があります。

一般的には、保険期間が終身、支払期間も終身となります。会社によっては、支払期間は60歳まで、というように、現役中に保険料の支払いを終えることができるものもあります。

定期型においては、終身型と比較して、保険料が安くなることが多いです。定期型のため、保険期間/払込期間65歳まで、保険期間/払込期間80歳まで、というようにニーズに合わせた保険期間の設定が可能です。

保険期間を検討する際に、大前提として大切なのが、「今」どれぐらいの保険金額が必要かを把握することです。必要な保険金額をどれぐらいの期間で設定するかという観点で、保険期間を検討することをおすすめします。

すでに加入している入院保険がある場合、保障内容に重複がないかどうかチェック!

3点目は、保障内容の重複についてです。

すでに加入している入院保険がある場合、三大疾病の保障が特約等ですでに含まれている場合もあるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

保険会社から送られてくる資料などを元にご相談いただければ、内容を確認させていただきますので、お気軽にご相談ください。

まとめ:三大疾病保険は支払い事由をよく確認!迷ったらプロに相談!

三大疾病保険を選ぶ際に最も重要なのは、支払い事由をよく確認しておくことです。

がんと診断された場合には免責期間・対象となっている範囲、心疾患や脳卒中と診断された場合には、保険会社が定める所定の状態・期間について必ず確認しましょう。

また、すでに加入している入院保険がある場合、保障内容の重複を確認することで、保険料を節約することができる可能性もあるので、プロに保障内容をチェックしてもらうといいかもしれません。

「せいほの窓口」では、FPと宅建資格を所持する生命保険のプロがおひとりおひとりのライフプランを丁寧にヒアリングし、医療保険への加入も含めて最適なご提案をさせていただきます。ぜひ、お気軽に無料相談予約よりご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次